くせ毛の俗説

くせ毛は坊主にすると直る

よく一度坊主(丸刈り)にすると、くせ毛は治るよ、という説があります。この説は、はっきりいって嘘です。

この説が出回っている理由として、よく赤ちゃんの髪を坊主(丸刈り)にするとしっかりとした硬い髪が生えてくるという説に通じているのだと思われます。もちろん、この説も嘘です。実際に赤ちゃんの髪を坊主にすると、硬い髪は生えてきます。

ですが、これは生まれてから一度も髪を切っていない赤ちゃん、ということに限定されます。生まれたばかりの赤ちゃんは大人のような太い髪で生えてくるということはほとんどあり得ません。まだ髪を切っていない赤ちゃんの髪の毛先は、筆のようになっています。

それを坊主にすることで、目には見えないのですが、毛先がしっかりとした切り口になるのです。そうなると触った感じが、筆のような状態と比べて硬く感じるのです。また、成長するに従って髪は太くなり、直毛になっていきますので、坊主にしようとしまいと、直毛の遺伝子の人は直毛になるのです。

よく考えると、髪の毛と言うのは毛穴の中の毛母細胞で作られますので、出来上がった髪の毛を切ったところでくせ毛が治るはずがないのです。 ですが、可能性からいえば、毛穴が汚れなどで詰まってしまいそれが原因でくせ毛になるということもありますので、坊主(丸刈り)ではなく、カミソリでスキンヘッドにしたならば、治る可能性はあります。

逆に坊主にしたら、くせ毛になったという人もいるのですが、この多くは小学生や中学生の初期に坊主にしたというケースが多いようです。これは、たまたま坊主にした時期が成長期にあたり、まるで坊主にしたことが原因でくせ毛になったとおもわれがちですが、もともとそういった遺伝を持っていただけで、ほとんどの人が坊主にしなくてもくせ毛になっていたのです。